押切もえさんなど、芸能人のメールをのぞき見し、逮捕された男は、日経新聞の社員の男だった。
後部座席でうつむく男は、30日、警視庁に逮捕された日本経済新聞社の社員・寺井 淳容疑者(29)。
寺井容疑者は、2014年12月から、2016年4月にかけて、人気モデルの押切もえさんや、人気アイドルグループ「NMB48」の元メンバー・渡辺 美優紀さんなど、女性4人のメールなどをのぞき見した疑いが持たれている。
寺井容疑者は、「パスワードを突破することに喜びを感じて、ゲーム感覚でやってしまった」と供述しているという。
寺井容疑者は、何らかの方法で、4人の携帯電話の番号や、メールアドレスを入手。
ニックネームや誕生日などから、パスワードを推測して、サーバーにアクセスし、メールやプライベートの写真をのぞき見していたとみられている。
さらに、押切さんは、パスワードも変更されていた。
4人とも、寺井容疑者とは、面識がなかった。
日経新聞のデジタル編成局という部署で、ネット報道を中心とする業務に携わっていたという寺井容疑者。
携帯電話には、女優やモデル、アナウンサーなど、女性百数十人分の電話番号などが保存されていた。
逮捕を受けて、日経新聞は、「逮捕された社員は、当社が保有する顧客の個人情報を犯行に使用していないと認識しています。
事実関係を確認し次第、厳正に対処します」としている。
警視庁は、余罪があるとみて捜査している。
2016/11/30 19:27